2011年4月10日日曜日

『赤ちゃんと絵本をひらいたら : ブックスタートはじまりの10年』

ブックスタートという言葉は耳にしたことがありましたが、赤ちゃんと本に関する何か・・というくらいの認識で、詳しくは知りませんでした。
最近たまたま近所の図書館でそれについて書かれた本を見つけたので、読んでみました。

ブックスタート(2010)『赤ちゃんと絵本をひらいたら : ブックスタートはじまりの10年』 岩波書店


・ブックスタートとは、「すべての赤ちゃんに」、「温かみの伝わる方法で」、絵本を手渡す活動のこと。

・もともと1992年に英国バーミンガム市で始まり、日本はそれに続いて2000年から活動を開始。1795の市区町村のうち、727市区町村で実施。(2009年12月末 NPOブックスタート調べ)

・「すべての赤ちゃんに」・・・自治体が中心となり乳幼児健診等で実施することにより、すべての赤ちゃんを対象にすることができ、ふだん本に接する機会の少ない親子にもアプローチすることができる。

・「温かみの伝わる方法で」・・・絵本を無償で配布することが目的なのではなく、手渡す際に赤ちゃんが絵本に示す反応や、配布側と親子のふれあいそのものなどを大切にする。

・図書館、保健センター、子育て支援担当部署など、通常関わることの少ないセクターが協力してで行うところに、実施の際の困難もあった。ボランティアによる協力も欠かせないものだった。

・日本で実施するにあたっては、ブックスタートにより赤ちゃんの学力が向上するなどの、直接的な教育効果をねらうものではないことを再確認。それよりも、”Share books”--本をともにひらき、その温かい時間・体験を共有する--ことを大切にする活動である。



読書推進というよりは、核家族での子育てに苦労する親へのサポートという側面が大きい活動のようです。自分も今、日中は娘とふたりで過ごす毎日で、こういった地域の取り組みに助けられることも多くあります。
本が人をつなぐ(赤ちゃんと親、親子と地域の方々、など)力が、こうやっていろんな形で生かされるといいと思います。(図書館職員としてはそういう企画をしなくちゃだめですね)

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