2016年2月23日火曜日

『りんごのき』と絵本選び

昨晩娘と読んだ本は、「りんごのき」
りんごのき (世界傑作絵本シリーズ―チェコの絵本)

この本は表紙のピンクに惹かれ手に取り、なつかしの海文堂書店で買ったんだったな・・と思い出す。

この絵本は正方形だし(?)絵もかわいらしく、いっけん小さい子向きという感じがして自分もそう思って買ったのだけど、実はもう少し大きい子向けかなと今では思う。

よく絵本を読むのに適した年齢が絵本の裏に書いてあるけど、基本的にはその子次第だと思う。
本人の興味の対象や、これまでに読んだ絵本の量や種類などによって、その絵本を楽しめるかが変わってくるはず。

この「りんごのき」があんまり小さい子向けではないか・・?と思う理由には、扱う時間が長いということがある。

絵本は基本的に、絵と絵の間を頭で思い浮かべることで描かれているストーリーが楽しめるもの。

なので、扱う時間が長いと、絵と絵の間で経過する時間が長く、小さい子の頭の中でその間を思い浮かべるのはむずかしいかなと思う。

もちろんページに書かれていることそのものを楽しむだけでも豊かなものがあると思うけれど、「絵と絵の間をいかに想像できるか?」が最近は自分の絵本選びの基準のひとつになっていて、またその子に適した絵本は、絵と絵の間をどれだけ思い浮かべられるかによって変わるのかなと思う。

それを思うと、普段いろんな経験をしていてこそ、絵本の楽しみも広がる(逆もしかり)ということがよくわかる。

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