2019年3月16日土曜日

娘と楽しむ児童文学

最近は、娘と共通の児童文学作品をよく読みます。
絵本を読んできてよかったのは、日常的に、あの絵本のお話みたいだねーとかそういう共通の話題が自然に出て楽しい、ということだったので、娘の読むもののレベルアップにあわせて自然とそうなりました。
借りたり買ってたりしておいておくと、大体娘は私より先に読んでしまっています。

ここ一年くらいで面白かった本は
■『ふたごの兄弟の物語(トンケ・ドラフト 作、西村由美 訳(岩波書店)

外見は瓜二つ、性格はかなり違うふたごの兄弟が、いろいろな難題に出会って、知恵を使って挑んでいく話です。昔話のように色々な出来事がおきてお話は進むのですが、その中にも、青春特有(?)の心情の描写も出てくるのがまた面白かったです。

娘は私より先に読み終わり、読み終わった瞬間「ジャコモ(ふたごの弟)が仕事を見つけた!」と嬉しそうに言っていました。
その感想だけ聞いて、「どんな話?」と思っていたのですが、読むと確かに、順調に仕事を見つけて地道にキャリアを築く兄ラウレンゾーに比べ、これという仕事を見つけられずぶらぶらしている弟ジャコモの悩み(そうは見せないのですが)みたいなのが確かにこのお話の大きな軸な感じがしました。娘はそんな部分に共感して読んでいたんだなぁ。と親ばかながら感心しました。


他にも↓等、娘に続いて私も読んで、あれこれ話せたのは楽しかったです。
読みやすいと思った順です。
■『おじいちゃんの大脱走』デイヴィッド・ウォリアムズ 著、三辺律子 訳(小学館)

長くつしたのピッピアストリッド・リンドグレーン 作、大塚勇三 訳(岩波書店)
 『ピッピ 船にのる
 『ピッピ 南の島へ

■『ふたりのイーダ』松谷みよ子 著、司修 絵(講談社)

扉のむこうの物語岡田淳 著(理論社)


娘の読書力に私がいつひきはなされるか、て状況でもありますが、これからもついていける限りは一緒に読んで共有できるのは楽しみです。

私は小さいころも読書が好きでしたが、大人になってから、そのころ影響を受けた本とかよく覚えている本がないことに気づいてショックでした。
小さいころおそらく楽しく読んでたし、どこかで何か影響は受けているかもしれず、嘆いても仕方ないですが、冷静に理由を考えると、私は読んだ本について大人や周りの人と話さなかったし、本当はあまり理解していなかったのかなぁ。話すことで理解が深まるんだろうなぁとも思います。

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