2014年9月12日金曜日
【よみきかせ日記】モチモチの木
この絵本は個人的に大好き。
モチモチの木、という大きな木に見守られて二人で暮らす、豆太という5歳の男の子とじさまの話。
普段は臆病ものの豆太がじさまのピンチにおこした勇気ある行動が描かれる。
いつもは豆太を怖がらせるモチモチの木が、勇気を出して夜中に医者さまを呼びに行ったその夜には豆太を応援するように色とりどりに輝いていた。
シーンごとの豆太の感情の違いが、鮮やかな色で彩られた切り絵で見事にあらわされていて、力強く落ち着いた語り口調とうまく調和しています。
3歳の娘は、豆太が必死で走るさまにびっくりして真似していました。
なんで、なんでといつもの通り質問攻めでしたが、この絵本を読むのはもう5-6回目であることを思うと、やはり絵本は何度も読むことで少しずつ自分のものにしていけるんだなと思いました。
しかし、じさまが腹痛をおこした原因も、娘に予想させると「たばこ吸ったからじゃない」とのこと。
確かにじさま、前のシーンでたばこを吸っていた・・。
また、豆太がなぜ裸足でかけだしたかについては、「玄関の電気がつかなくて暗くて見えなかったんじゃない」とのこと。なかなか深く考えているようで、妙に感心しました。
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