2015年1月7日水曜日

『ちくわのわーさん』"Leon's Big Backpack"


関西弁のわーさんが、ぶらぶらお散歩。
スパゲッティ・マカロニと一緒に踊ったり、ドーナツみたいに丸くなろうとしたり・・素朴なわーさんが魅力的。

この絵本のいい味なところは、わーさん(ちくわ)が擬人化されてるのに、かわいい顔とか手足がついていなくて、あくまでちくわの形をしているところ。
それで歩いたり動いたりしているので余計におかしいのかな。。

”Leon's Big Backpack” は、絵本講師養成講座の交流会のとき、ご本人から購入した。

絵はかわいくて躍動感がある。
面白い雰囲気と、数を学べるところがよい。
英語を読んでから、日本語に勝手に訳して、読んでいる。
”Backpack”を大声で言うと娘にウケる。

2015年1月6日火曜日

『とっておきの詩』



私は昨日初めて読んだ。
娘は親戚から頂いて本棚にあるのを発見し、すでに3回自分で読んだとのこと。

学校で出た詩の創作の宿題に苦戦する主人公。
学校ではグループみんなで協力して不思議な詩、家では日常生活をもとに笑える詩ができたりするのだが、いまいちしっくりこなくて作り続ける。
でもラストには・・?というストーリー。

詩について、あらためて考えた。
見るたびに何かを思い出してその感動を味わいなおせるようなもの、人とその感動を共有できることを可能にするもの。

娘は聞きなれた関西弁や詩のリズムを面白がっていた。また友達とのやりとりも、保育園での生活に少し重なることがあった様子。わりとストーリーを理解していたようだった。

2015年1月5日月曜日

『おおかみだぁ!』『とりかえっこ』

昨日読んだ2冊。


遊びながら読める本。
絵本をななめにしたり、ふったり、さかさまにしたりというアクションが加わるのでもりあがります!
絵本の中が空間のように感じられるのが面白い本です。
このサイズの絵本でボードブックというのも珍しい。
2歳くらいの小さい子でも楽しめそうです。



ひよこがお散歩の道中でいろいろな動物と鳴き声をとりかえてしまうというシンプルなストーリー。
アイディア勝ち、という感じですがそれにとどまらず絵もほのぼのして優しい雰囲気で、素敵な絵本です。

絵本を読むタイミングがいつも寝る前なのですが、それだと私自身は半分くらい寝ているので、もったいない気がしてきました。
昨日は食後に読んだのですがそれくらい覚醒して読んだら私も楽しめるなと思いました。



2015年1月4日日曜日

カーサブルータス特別編集【完全保存版】『読み継ぐべき絵本の名作200』


年末に娘も私も風邪気味で、しばらくひきこもりの日々が続くことを予期して購入。
絵本のイラストが満載だし、紙面が素敵に編集されていて見ているだけで幸せ。
さらに、松谷みよ子さん、五味太郎さん、エリック・カールさんなど様々な有名絵本作家さんのインタビューが載っているところがよかった。 

五味太郎さんの一言一言にうなる。
アートとは、「哲学みたいなことが起こりやすい状況」、そして哲学とは「考えていく面白さ」
読んだ人が何かを考えるきっかけとなるような絵本をつくっているという。

そのほか、本に関連する著名人のお気に入り絵本、キャラクター別の絵本紹介、テーマ別紹介など、いろいろな切り口で紹介されていて視点が幅広い。
掲載されている絵本はオーソドックスだけどそれでも新たに見てみたい絵本も広がった。

たとえば

ふたごのかいぞく
ふたごのかいぞく

ぼくはいろいろしってるよ (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)
ぼくはいろいろしってるよ (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)

最近こういう絵本ガイド的なものをもって図書館に行くのがブーム。
近所の図書館は絵本がタイトル順にならんでいるので探しやすい。

2014年12月23日火曜日

『ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家』クラウス・コルドン著

好きな児童文学作家、エーリヒ・ケストナーの伝記を近所の図書館で見つけて読んだ。

ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家
ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家

こんな批判精神のある人で、児童文学はむしろ人にすすめられて始めたもので、もともと評論とか詩とかを書いていた人だった(詩の位置付けが今の日本とかと少し違う感じ)とか、第二次世界大戦中にも反政府ながら亡命せず母国に残り続けた作家だったとかを知って、驚いた。

これから作品を読むときも読む目がかわりそう。
大人向けの作品もいろいろ読んでみたくなった。

あと伝記ってあまり読んだことがなかったけど、その人物だけでなく背景についても頭に入ってくる。面白かった。

職場の大学図書館で書架整理してたときも伝記の棚は動きが少ないなと思ってたが、大学生とかのときに読むと知見がひろがるだろな。

2014年12月20日土曜日

絵本持ち寄り会

今日は絵本サークルの絵本持ち寄り会、大人5人+こども7人でした。

集まった絵本↓


季節感のある絵本が集まり、今回はわりとおちついて4冊よめました。
そのあとこれからの予定、お菓子の家作る?とか、おでかけ企画?とかいろいろ話せてよかったです。

自分が持参したのはこれで、絵がかわいいのとお話がおもしろくすごく気に入って、古本屋さんで買ったものです。


ほかにこれも面白かったです。

「ゆきのひのどうぶつえん」

絵本を選ぶ目を養いたいと思ってたけど、結局あるのは良し悪しというより好き嫌いかなーという結論にいたっています。。
子供もすごく好きな絵本を見つけられるよう、たくさんの選択肢を用意したいなと思います。



2014年12月19日金曜日

”The snow day” 酒井駒子

今日は保育園のクリスマス会後、お友達と遊んで、本屋→図書館へと向かった。
以前は本屋でも図書館でもせがまれるままエンドレスに読んでへとへとになったけど、最近は外で読むのは5冊までと決めてそれを守ってくれるようになり、楽になった。
4歳になった娘は、簡単な絵本は私に読んでくれたり、だいたい毎日食後は絵本を黙読している。
読み聞かせは1日2冊寝る前に、が基本。
自然と本好きになってくれたのは、うれしい。

たまたま今日図書館で手にとった絵本がきれいだった。
酒井駒子さんの"The snow day."
何か教えようとかしていない絵本のほうが最近は心ひかれる。
ただそれだけ、なにかの一場面、たた時間がすぎていくのを切り取った、というような。
近所の図書館ではたまたま洋書を手に取ったけど、日本語版が先のよう。(そりゃそうか)
また手にとってみたい。



◆絵本「ゆきがやんだら」(作絵:酒井駒子)がニューヨークタイムズ紙「今年の絵本ベスト10」、ニューヨーク公立図書館「2009年の児童書100冊」に選定
http://gakken-ep.co.jp/news/200911/20091118.html